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しげのニコ生放送! 狩りとかGVとかいろいろやってるよ!

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-教会にいた頃のアタシに会ったことがある人は、指輪の細工師としてお店や
ってるアタシを見ると、本当にビックリしちゃうみたいねぇ。堂々としたビシ
ョップだったのに、どうして!?なんて言われちゃったりして。フフ。確かに、
聖徒スミルちゃんとかと一緒に、最高権威の神聖都市アウグスタでビショップ
やってれば、恋愛とかお酒とか我慢するだけで、食べるにも困らないし、本当
に言うこと無しの人生じゃない?本当のアタシを知らなければ、不思議に思っ
てもしょうがないわよね~。
-はあ・・・。この話になると、いつも適当にごまかすんだけど・・・。なぜって、
アタシが指輪細工師になった理由を聞いたら、きっとみんな軽蔑するもの!
こう書くと勘違いされそうね。別に、こういうアタシの生き方に関して、秘
密にしたいからってわけじゃないんだから!筋肉あったって、心は乙女で何が
悪いのよ!そうじゃなくって、愛しい‘あの人’のため。まあ、どうせアタシ
なんか、ヒマワリみたいなもんよ。常に首を回して輝く太陽探しちゃってさ。
きっと太陽もアタシのことを見てるのよ!なんて妄想してみたりして・・・。分
かってるわよ。太陽は、みんなもの。別にアタシを見てるんじゃないって。
-いつだったかしら・・・。確か、やわらかな日差し溢れる春の午後。その日も静
かな葡萄畑を横目に、アウグスタ大聖堂に向かってたの。でも、その日はいつ
もと違って、昼間っから暑苦しく愛を語り合う恋人たちがいるわけ。別に良い
男じゃないし、愛だの恋だの言ってる暇もないし、キャアキャアうるさい小娘
くらいにしか思わなかったんだけど。 そんなアタシを呼び止める美声がし
て、うっとりする声に思わずニヤけたわ。最高のスマイルで振り返ったら、30
年生きて初めて電気が走るほど理想通りの王子様が立ってたのよ!
-程よく低い中低音の甘いボイス。少し線が強いけど、鋭い感じの顎。高い鼻
の下のちょっとだけある口ひげ、細く切れ長な目・・・。本当に魅力的なヒト!
方耳にしてる青い宝石のピヤスがまたカッコイイのなんの!薄い袖なしの
上着から垣間見える鍛えてる筋肉もサイコーよっ!まるで役者みたい!どこま
でも、アタシ好みじゃない!
-そう。あの人は、アウグスタ大聖堂を訪れた冒険家さま。名前は、何だった
かしら?ディップ?うん、確かディップだったわね。なんとかって辺りでは、
最高の剣士として知られてるって言ってたけど。そんなこと関係ないわよ。
ディップは、1週間に1回必ず聖堂に来たわ。真面目なグリーク教の信者なら、
当然なことだけど、もしかしてアタシに会いに来てくれてるんじゃないか・・・
なんて、イケナイ妄想しちゃったりして。剣術で鍛えられた男らしい腕で急に
抱きしめられたらどうしよう!とか、がっしりした広い背中に寄り掛かって居
眠りできたら!とか。アタシったら聖職者失格ね。ウフフ。
-でも、アタシは臆病者よ。自分でもイヤになるわ。ずっとウジウジしてるか
ら、アタシをビショップの道に率いてくれたジョセフ様も相当困ってたみたい
ねえ。そんなんだから、出会ってから半年たっても一方通行の片思い。ディッ
プが、若くてキレイ系の女の子を連れてるの見た時は悔しかったけど・・・。彼
の隣にいられないのは自分に勇気が無いせいって、ちゃんと分かってたから見
守るしかなかったわねぇ。
-でもでも!ある日、急にディップが、アタシに声をかけてきたのよ!まさか、
アタシの熱いラヴラヴ光線に気付かれちゃったかしら!?思いがけない出来事
に激しく動揺して、喉はカラカラだし、唇もカサカサだし!そんなアタシをみ
て、ディップったら少し顔を赤くして・・・ああ、もうビックリして回れ右しち
ゃったわよ!!でも、今考えると若かったわね、アタシ。きっと、もっと雰囲
気が良ければ、ディップはアタシに魔法のキッスをしたに違いないんだから。
なんちゃってー。やーだーもうー!握り締めた筆が折れそうよ!
-あらやだ。アタシが、どうして細工師としてお店始めたのか書こうと思った
のに、またやっちゃったわ。まあ、よく考えたら自分の日記だし良いけど。と
にかく、愛しの王子様ディップのためよ。ディップは、本当に強い剣士なのに、
いつも自分には何かが足りないって考えてた。だから、もっと強くなる方法を
探してたの。 それで、ディップのために最高の指輪を作ることにしたって
わけ。彼がもっと強くなれるよう、アタシなりに努力してみるつもりよ。彼の
願いを叶えてあげるなんて、凄いナイスアイディアでしょ!もっとアタシがビ
ショップのスキルを習得してたら、一緒について行くのが一番だけど。
-でもねぇ。最近ちょっと面倒くさいのよね。アタシが強くて良質な指輪を作
るっていう噂が広まっちゃって、貪欲な冒険家が指輪を作れ作れってうるさい
ったらない。まっ、それも悪いことじゃないけど。群がる冒険家相手に、色々
実験しちゃえば良いんだもの。アタシ、きっと最高の指輪を作れるわよー!
そして、完成した指輪をディップの薬指にはめてあげるの。キャー、書いち
ゃった!アタシの愛するディップ。最強最高の指輪をもらったら、ディップは
アタシに感謝のキスしてくれるかしら?
―それは、恋する乙女(?)の愛のカタチ―
くそわろたwwwwwwwwwww
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